都心から南へ約360kmに位置する青ヶ島。
八丈島より更に先にあり、伊豆諸島の一番奥の島です。
面積は約6平方キロメートル、人口約200人の小さな離島です。
青ヶ島酒造合資会社は島内の生産者が集まり設立された
焼酎蔵で、現在では9名の杜氏さん(芋農家)たちの手によって造られています。
ですので、ラベルは同じでも生産者が違う可能性があり、
当たり前ですが、味わいにボトル差があります。
おそらくこのようなユニークな焼酎は他にはありません。
この青酎は何年か前にテレビ、雑誌などで紹介され、
生産量の少なさから幻の焼酎と言われた焼酎の一つ。
八丈島の焼酎と同じく、麹には麦麹を使用しています。
もともと江戸時代に八丈島に島流しされた流人が焼酎造りを
伝えたとされていますので、八丈とルーツは同じなんです。
香り立ちは非常に香ばしい麦の香り。
25度の麦焼酎の中ではトップクラスの豊かさです。
飲み口は柔らかで旨みも程良く、鼻に抜ける麦の香りが心地よいです。
後口に感じる甘みの余韻も長く、実に綺麗にまとまった麦焼酎です。
三年熟成古酒。